今日はマグネシウムについて話そう

今日はマグネシウムについて話そう

コロラド大学のジェリー・アイカワ博士はマグネシウムを「始原のミネラル」と呼んでいる。人間や全ての生物にとってもっとも重要なミネラルだということである。

現在のところ、人間には17種類のミネラルが必須であると考えられている。体のミネラル分の99%は7種類のミネラル〜ナトリウム、カリウム、カルシウム、リン、塩素、イオウ、マグネシウムである。たいていのミネラルがそうだが、マグネシウムという元素も自然界では他の元素と化合した形で存在する。イオウと化合して瀉痢塩(エプソム塩=硫酸マグネシウム)、炭素と化合して炭酸マグネシウム、カルシウムと化合してドロマイトとなる。

体内には小さじ4〜6杯分(20〜28グラム)のマグネシウムがあり、およそ体重の0.05%を構成している。

身体内の全マグネシウム量の60〜65%までが、骨と歯に存在している。残りの35〜40%は身体内の他の部位、例えば筋肉、組織細胞、あるいは体液などにある。心臓と脳細胞での濃度が最も高いが、それだけにマグネシウム欠乏によって、重篤な症状が心臓と脳に現れるのはいわば当然のことである。

人間の体内におけるマグネシウムの働きは、5つの基本的カテゴリーに分たれる。

(1)化学反応の共同因子
酵素は、体内の化学反応のひとつを促進させる。マグネシウムは何百種という酵素を働かせるのに必要

(2)エネルギーの生成と伝達
マグネシウムとビタミンB群は消化、吸収、タンパク質、脂肪、炭水化物の利用をコントロールする酵素を活性化させる。酵素反応に関与しているから、これが(マグネシウム)が欠乏すると生命活動のあらゆる側面に影響を及ぼす。マグネシウムなくしては、エネルギーもない、運動もない、生命も無い。話は単純にそれだけのことである。

(3)タンパク質の合成
マグネシウムの指揮下で、酵素と栄養素が食物に由来する成分を作り変えて身体を作る。マグネシウムなくしては、身体はあり得ない。

(4)神経信号の伝達
マグネシウムはカルシウムの少量が細胞に入ることを容認する。脳から、あるいは脳まで伝達される電気が流れるのにちょうど必要なだけのカルシウムを入らせ、引き続きそれを細胞外に排出させる。脳神経細胞を経由するわれわれの思考ですら、マグネシウムに依存している。

(5)筋肉弛緩(しかん)
カルシウムは骨格筋線維の収縮を、マグネシウムは弛緩(しかん=ゆるめること)をもたらす。カルシウム過剰、マグネシウム過少の状態になると筋肉の収縮が生まれ、引きつり、けいれん、あるいは癲癇(てんかん)さえもが起きる。あるいは子宮痙攣(けいれん)や月経痛を起させる。また血管の痙攣(けいれん)を生じ、高血圧をもたらすことになる。

以上 出典「THE MAGNESIUM MIRACLE by Dr. Carolyn Dean」


キャロリン・ディーン医学博士の著書「奇蹟のマグネシウム」を要約してみた。マグネシウムが正常な神経信号の伝達や、筋肉の緊張の緩和に影響している点が興味深い。すなわちマグネシウムの有無がストレスの緩和、筋肉の緊張=肩こりの緩和に大きく影響しているようだ。

「現代人はマグネシウム不足」へつづく


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